ピッキングトレー26型

たにっくん工房企画・小さなサイズの育苗箱ができました!
たにっくん工房企画・第2弾! 「ピッキングトレー26型」ができました。
サイズは、幅が約260㎜x180㎜で、高さは70㎜です。
A5サイズを、少し大きくしたようなサイズ感です。
今回も、大和プラスチックさんに作っていただきました。
なぜ、この小さなサイズを作っていただいたのかというと、メリットがいろいろあるからなんです。
育苗箱とは?
育苗箱とは、実生するときなどに使うトレーです。
従来の大きなサイズのものは、たくさん種を蒔く方などにはいいサイズでした。
でも、ちょっとだけ買った種や、自家採種の種など、「少量の種を蒔きたい」方にとっては、大きすぎるサイズだったと思います。
大きな育苗箱に少しだけ種を蒔くのは、スペースが余り過ぎて、その後の管理も難しく、また場所も取ります。
なので、今までは、鉢で実生の管理をされている方が多かったのではないでしょうか。
でもこの小さな育苗箱だと、少量の種も蒔きやすく、トレーごとに品種を分けると、混ざってしまうことなく管理ができます。
そして、いくつもの実生用の鉢を並べるより、長方形なので狭い場所でも、収まり良く並べることができます。
また、土を入れた状態でも軽くて、女性でも持ち運びしやすいこともメリットです。

考えられている、「ピッキングトレー26型」の形状
では、この育苗箱の形状を見ていきましょう。
底は、ネットのような細かい網目状になっています。
側面はスリットなど、何も無いフラットな形状です。
この形状が一番の特長なんです!
鉢底石を敷かなくても土がこぼれにくいので、この深さ全部に、土を入れることができます。
そして、水はけが良いのに、実生管理に必要な保水性にも優れているという、とてもいい形状になっています。

裏底です。
放射線状に補強されていて、フチには上げ底用のラインが並んでいて、地面に直接触れないので、通気性があります。

積み重ねることができる工夫があります
育苗箱を、十字に積み重ねることができます!
縦、横、縦・・・と、このピッキングトレーは、積み重ねることができます。
最初に、いくつかのトレーに、土だけ入れていきたい、という場合も、こんな風に積み重ねができるので、省スペースで作業ができます。
そんなの、どの育苗箱でも同じでしょって思った方、よく見てください。
底裏の、上げ底用のラインが、絶妙にかみ合って、すべらないようになっています。
どうですか?
使う人への配慮が、こんなちょっとしたところまで、計算されています。


使い方いろいろ
他にも、アイデアしだいでいろいろと使えます!
〈ツール入れ〉
水がたまらないので、ピンセットや園芸用土入れ、ラベルなどのツール用に
〈苗を乾かす〉
植え替え時に根を乾かす植物や、葉挿しや、挿し芽用の苗を、乾かす時に入れておく
〈鉢を移動するとき〉
冬越しは家の中でという時や、ベランダの大掃除で鉢を移動させたい時に、お盆のように載せて運ぶなど
重ねてストックしておけるので、置いておくと、いろいろと使えそうです。

今回も、生産者の目線から、「こんなのがあったらいいな」と思うものをお伝えして、大和プラスチックさんにお願いして、作っていただきました。
本当にありがとうございました。
ピッキングトレー26型は、今までの、実生のお悩みいろいろと、解消できるのでは?と思います。
ぜひ、使ってみてください。
